愛と幸せって楽勝！ー戦うのはもうやめよ

彼に愛されるふわぷる専門家　桜の宮さらです！


メルマガでアンケートを取ったところ、
「聞きたい」と要望があった酸っぱい恋愛について書きます。



２０代の時にスウェーデンに留学したんです。
思い立って半年後、スウェーデン語の勉強は薄い本で勉強した程度で
勢いであちらに行きました。



（首都はストックホルム！）




学校の寮に入ったのですが、
授業の始まる２日前に着いたので構内にほぼ人がいないんです。







だだっ広い敷地に自分だけ(笑)
田舎なので学校の外も森が延々と広がっていて
「本物の自然すげーー」と圧倒されていました。



そして夜、寮内を探索していて、ランドリールームを開けたら、、


ぎゃっ！！人がいた！！！



金髪で長身のスウェーデン人が暗闇で洗濯している(笑)





彼もびっくりしていましたが、自己紹介をしあいました。

あれ、よく見たらイケメン。
しかも身長１９５㎝だって。足ながっ。
そしてまさかの５歳も年下。


話すうちにいい雰囲気になり、



気づけばダンスをし
（戸惑ったけど雰囲気に流されたわ）



やさしくリードされて、、（エレガント）




チュー！



・・・これがグスタフ君との出逢いです。




少女マンガか！という展開。

おっぱい星人の彼と出会った時も「王子様か！マンガか！」と思ったけど
マンガみたいなことって意外と起こるものですね。
ハンカチや袋に入った柑橘類を落として出会うとかだって普通に起こると思う
（起こったら教えてネ）。





その後彼の部屋もクラスも聞かず帰って
「あれは幻だったのか？」
と思っていたのですが、
次の日のランチで彼が私を探してやってきた(笑)
あら現実だったのね。



その後、また色々話したり、徐々に仲良くなりました。
あんなことを普通にする男だから、
「気まぐれにロマンチックにしただけでチャラい人なんだろうなー」と
信頼していませんでしたが、
話してみたらすげー真面目な人でした。
真面目で真面目で神経質なくらいの人(笑)



休日は彼の実家に一緒に行ってグスタフファミリーと仲良くなったり、



彼が持っている湖（スウェーデンは山とか湖とか島を持っている家が多いらしい）で
明け方に釣りをしたり泳いだり(裸で！)、




彼の家にいる幽霊を感じたり
(100年以上前からある家で、みんなも普通に幽霊いるよーとか言ってました)、


夜な夜なドライブして夜お茶してたらケンカして、
雰囲気最悪なのに帰りガス欠になって
夜の森林を一キロくらい互いに無言で歩き(笑)、
見つけた民家でガソリンを分けてもらったり。



(夜の道路はヘラジカやタヌキが本当に歩いています)


振り返るとすごく楽しかったなあ(*^-^*)



で、これのどこが酸っぱい恋愛なのって話なんですが。
リア充なだけじゃんと思うかもしれませんが。


楽しいんだけど、互いにどこか満たされていないんです。
楽しく話しても心が通じ合えないような、
彼の本心とか深いところには触れられていないような。。
二人でいるから余計さみしいような。。。




今振り返ると、
二人とも自分を好きじゃないし、自信もないし、
一人でいる時も
本当の意味で満たされているとは感じていなかったんです。


どうにかしたいけど、どうしたらいいかも分からなくて。
そういうところが似ていて引き合ったんでしょうね。
誰かといるとそれを埋められるような気もするし。
人に満たしてほしいと思っちゃったりするのよね(^^;


(外はマイナス30℃とかになるけどスウェーデンの家ってとてもあたたかい雰囲気なんです)



そういう関係がたどり着く道って2つだなと思っています。

① 互いの闇の部分に気づいてそこを見つめながら一緒に変わっていく道
② 互いの問題を相手に投影して相手のせいにして（闇を見ずに）別れる道

① は「愛を育む」と言われるものかもしれません。

当時の私は自分の寂しさとか不満を見つめて受け入れることなんて
とても出来ない、と感じていたから①には行けず、
②になったんです。

自分も彼も大切にできなかった。



留学は2年していて、グスタフ君とはそれまで付き合っていましたが、
最後はケンカばっかりだったなあ。




もうダメだと思ったのは
「そもそも好きじゃなかった。
アジア人が美しいと思っていたから惹かれただけ」
と言われたんです。



「そもそも好きじゃないとか言う～？！！？」

「そして外人だったからかよ！！！」




と思ったんですけど、


何よりショックだったのは

「私もそうかも」

と思っちゃったことです。


彼はケンカしたらグチグチずっとその話をしているし、
でもケンカして心が繋がれるかと言ったら遠い気がするし、
本当にこの人が好きなのかな？って
だんだん思い始めていたんです。

（これそのまんま自分なんですけど
そういうこと、本人は気づけない）


そしてスカイブルーの眼や額から目にかけてのほりの深さが美しいと思って
惹かれたのも確か。


見た目はその人の持っているものだし、エネルギーの1つだし、
見た目に魅かれるのは悪い事じゃないんですけどね。
なにより日本人しか好きにならないと思っていた自分が
人種にこだわらず人を好きになれたのは嬉しかった。


でも、ここは互いに見た目の魅力を上回るほど心はひかれあってないっていう意味で
互いにマイナスに捉えたんですよね。



（オーロラも一緒に見たな～。現地の人はいつも見てるからあまり感動しないけどｗ)



で、これに気づいたら「もうダメだな」ってピンときて終わりにしたんです。
まあ当時の私は今ほど落ち着いていなかったので、
逆ギレしてすぐ帰りのエアを予約して
何も言わずに次の日帰国したんですけどね(笑)。



今なら互いの寂しさを見つめて大切にして温めあえただろうなーって思います。
自分を満たせない状態で異国の地でひとり感じる寂寥感は
すごいもので、身震いもできないくらいの鋭い寂しさでした。


でもこういう体験があってこそ
自分や相手を大切にするってことがどういうことなのか
分かるようになりました。
だからグスタフ君との日々は酸っぱくて痛い大切な思い出になっています。



傷ついた恋愛はこれからの宝になるんですよ。
女性の恋愛は上書き保存だったとしても（男性は個別ファイル保存て言われますね）
「ケッ！ク ソ野郎」て言って忘れちゃったらもったいないよ！(笑)



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